みなさんこんにちは。
今回はオーストラリアから中小ビジネスにおすすめのセールのアイデアについて紹介します。
今回参考にしたのは「ビジネスビクトリア」のサイトで紹介されていたこちらの記事になります。
2023 small business guide to online shopping days: Click Frenzy, Black Friday and more
https://hub.business.vic.gov.au/tech/ecommerce/click-frenzy-black-friday-and-more-how-your-small-business-can-tap-into-this-years-online-sale-days/
記事が長いので本当にかいつまんで紹介していきますが、もっと詳しく知りたいという方は最後に紹介している動画をご覧ください。
はじめに
オーストラリアのネットショップ市場は2022年にオーストラリア国内でのオンライン購入額が630億ドルを記録しました。
そして、大規模なBlack Fridayなどの大きなセールの時期は一部の有名な小売店に巨額の売上をもたらしている、というのです。
そんなに儲かるなら、中小・ローカルベースのネットショップもセールに参加して売上を上げるべきでしょう!というのが本日のお話です。
1. ネットショップを最適化する
まず一つ目。
顧客はオンラインで購入する際に、簡単でスムーズな取引を期待するようになりました。
ネットショップの購入率を上げたり訪問者を顧客に変えるようにネットショップを対策しましょう。
また、セールの日にトラフィック増加でサーバーがダウンしない対策も重要です。
2. 「クリックアンドコレクト」を採用する
「クリックアンドコレクト」の採用により、顧客はオンラインショッピングの利便性を享受できると同時に、顧客とお店側両方にとって配送にかかる時間とコストの節約が可能になります。
他にもこのような効果があります。
- オンライン顧客と直接対話できるようになり、店舗の顧客の回転率が向上する
- Salesforceの調査によると、サイバーウィークの前半、店舗受け取りの配送オプションがあるチェーン店はそうでない小売店よりもデジタル売り上げが26%多かった。
3. 時期とターゲット市場に適応する
11月末の大きなセール期間はクリスマスやホリデーシーズンの買い物客が多い傾向があるので、ネットショップに「ギフトアイデア」のコーナーを設置しましょう。
他にも、プレゼントのアイデアに関するSNSの投稿やブログ記事を作成したり、バンドル価格、ギフトパック、クーポンを宣伝したり、ギフト包装を提供したりして、購入者が買い物をしやすくする方法を考えましょう。
ボクシングデーは過去のシーズンの在庫をより高い割引価格で売りたい場合に最適です。
ポイントは、昨年のデータを分析し、顧客がこのセールで何を探しているのか、何を購入して、どこから来たのかを把握することがセールを成功させる鍵となります。
4. できないことよりもできることに焦点を当てる
中小企業の場合は、利益率を損なう可能性が低い次のようなプロモーションを検討しましょう。
- 延長返品ポリシー
→通常「返品は1週間以内」としている場合、セール期間中は1ヶ月以内なら返品可能とする - 定額以上の購入で送料無料または割引
→セール期間中は「5000円以上お買い上げで送料無料!」とする - 数量割引
→「Tシャツ2着購入で3着目無料」という売り方 - ギフトラッピングサービス
→イベントに合わせた特別なギフトラッピングや無料のギフトラッピングサービスの提供 - プレゼント
→商品を購入するとサンプルなどのプレゼントがもらえたりするサービス
5. 小規模を有利に活用する
ここ数年、オーストラリアでは「地元で買い物をする」という感情が強まっています。
顧客が大手店舗やブランドから得られないものをあなたのビジネスで提供しましょう。
例えば、みなさんの潜在顧客の中には、混雑が苦手で忙しいセールは自分には向いていないと感じている人もいるということを忘れないでください。
地元という強みを活かし、クリスマス前などの忙しい時期は店舗受け取りや迅速な地域配送の選択肢を提供することはこういった人々にとって魅力的です。
丁寧に包装されたパッケージやパーソナライズされたメモも、直接会うことのない顧客とのつながりを築くのに大いに役立ちます。
6. SNSやニュースレターで宣伝する
多くの消費者は、セールなどのイベントが始まる前に購入計画を立て始めます。
SNSで事前に宣伝し、フォロワーにも皆さんのギフトアイデアを広めてもらいましょう。
例えば
- セールに合わせて小予算でSNS広告を始める
- SNSのフォロワーやニュースレター購読者に限定商品を提供する
- 投稿に#BlackFridaySales などのセールに関連する関連ハッシュタグを付ける
- SNSやGoogleビジネスプロフィールの投稿機能を使って、セールを宣伝する
などがあります。
7. Make it an exciting event
※7の方法に関しては少しプライバシーポリシーの観点から万人向けでないと思ったのでここでは紹介しません。
8. オンライン マーケットプレイスでより幅広い視聴者にリーチする
オンラインマーケットプレイスとは 日本語ではオンラインショッピングモールと言われるAmazon、楽天ショッピングなどにあたります。
セールの時期は、マーケットプレイスが買い物をする最も効率的な方法だと思われており、多くの人がマーケットプレイスで買い物をします。
アマゾンプライムの日は非常に多くの人がアマゾンで買い物をしていますよね。
みなさんがお店を始めたばかりの場合は、こういったマーケットプレイスを利用した方が早く商品の購入者に出会えるでしょう。
一方で、マーケットプレイスで販売すると手数料として売り上げの何十%も取られます。
また、マーケットプレイスは、多くの競合と常に競争させられ、安く売ることを求められる環境ですので、お店のブランド・アイデンティティを持つことが非常に難しいです。
そのため、マーケットプレイスを利用するかどうかは、最終的な目標やビジネスのゴールによって決めることをおすすめします。
今回は以上です。
みなさんにとって次のセールの時期に実行してみたい!と思うアイデアがありましたでしょうか?
もしあったら次のセールでぜひ実行してみてください。