もうスタジオ、ロケ、スタイリストは不要!?スマホで完結。AIを使って商品写真を作る新時代!

オンラインショップを成功に導くためには、魅力的な商品画像が不可欠です。

しかし、プロのカメラマンに撮影を依頼するのは、多くの時間とコストがかかるため、オンラインショップをスタートしたばかりの頃や予算が限られている場合はハードルが高いですよね。

本日は皆さんが直面している商品画像撮影の課題を解決するために、最新のAI技術をご紹介します。

これまでもAIや画像作成サービスを使って商品画像の作成が容易になっていましたが、その商品が持つ雰囲気を出すのは苦手でした。

しかし最近の進化により、雰囲気を伝える写真も作成可能になりました。

AIの技術は商品写真撮影のプロセスを根本から変えた!?

AIの技術は、過去10年以上ネットショップオーナーを悩ませてきた商品写真撮影のプロセスを根本から変えました。

例えば、スマホの撮影機能で高画質の写真が撮れるようになり、撮影した写真の切り抜きもAIにより数秒で完了します。

私もウェブデザイナーとして過去に商品の切り抜き作業をPhotoshopで行っていました。

成果物は単なる1枚の商品切り抜き画像に過ぎないのに、高額な人件費がかかっていました。

このコストがオンラインショップのマーケティングにとって足かせとなっていたため、最近AIによってショップオーナーさんが安価に商品写真を用意でき、販売に集中できるようになったのは非常に嬉しいことだと思っています。

また今回紹介するような、商品に合わせて背景画像を自動生成したり、理想の背景をプロンプトで指示することでAIが背景画像を生成してくれるようになったので、スタジオでの撮影も必須ではなくなりました。

商品画像編集におすすめのサービスの2選

今回は商品画像編集におすすめの2つのサービスを紹介します。

まず一つ目はフランス発のPhotoroomです。

AI自動背景機能があり、下の画像のように商品写真をドロップするだけで自動的に商品に合う背景が合成されます。

もちろん影も自然に見えるよう自動で追加されますので、まるでスタジオで撮ったかのような写真が出来上がります。

Photoroomを使った商品画像例

他にも、プロンプトで指示しAIを使ってオリジナルの背景画像を作成することもできます。

その他にも不要な要素を自然に消去する「レタッチ機能」や、大量の画像編集などにも対応しています。

画像生成サービスのCanvaもPhotoroomと同様の機能を提供していますが、Canvaは使える素材が豊富なので、商品に関連する素材を追加することで商品のイメージをさらに高めることも可能です。(ちょっと見づらいですが右下写真は背景をAIで生成して、手前にトカゲの素材を配置しています)

また、これらのサービスにはスマホアプリもあるので、撮影から画像の制作まで全てスマホで完結することも可能です。

2つのサービスの特徴とCanvaのAI画像生成で作成した背景画像とトカゲの素材を使った商品写真例(右)

実際のコストと比較

かつて私がプロのカメラマンに見積もりを取った時、10点ほどの商品撮影に50万円、スタジオとスタイリストを合わせると90万円もの費用がかかりました。

しかし、今回紹介したようなAIをつかったサービスを使用すれば、このようにコストを大幅に削減できます。

もちろん、ツールを使いこなせることと、ある程度のセンスも必要ではありますが、ずいぶんコストや時間的に助かるのではないでしょうか。

AIを使って商品画像を作成する際に気をつけること

オンラインショップの商品画像で大切なのは商品を正確に伝えることです。

今回紹介したように、AIの技術で商品のイメージを高める写真を作成することが可能になりましたが、今まで通り、色々な角度、サイズ感、裏側、ラベル等お客様が店舗で実際に手に取って確認する部分を写真で伝えることも忘れないでください。

そのためにも最低写真は最低4枚は欲しいですし、商品を仕入れている場合は著作権や商標権に注意し、メーカーさんの意図しない方向性の画像制作は避ける必要があります。

今回は以上です。

最新のAI技術は、オンラインショップ運営における商品画像制作のプロセスを革命的に変え、コスト削減と効率化を実現しました。

みなさんもこのような技術をうまく活用して販売促進に役立てて売上アップを目指してください!