ウェブサイトの「弱点」を数字で見つける方法

そもそもウェブサイトの“弱点”とは?

今回は、アクセス数からウェブサイトの“弱点”をどう見つけるか、というお話をします。

でもその前に、少しだけ考えてみてください。

そもそも、ウェブサイトの弱点とは何でしょうか。

アクセスが少ないこと?
売上が少ないこと?

多くの人は、このように考えるかもしれません。

しかし、それは「何と比べて」少ないのでしょうか。

私は、ウェブサイトの弱点とは「目標との差」 のことだと考えています。

アクセス解析を“眺めているだけ”になっていませんか?

多くの人は、ウェブサイトのアクセスを見るとき、前の月と比べて「増えた」「減った」だけを見ています。

これは、毎日体重計に乗ってその日の体重を確認しているのと同じです。

それは単なる定点観測です。

もちろん、アクセスの定点観測も、キーワードのトレンドや突発的な変動を把握する目的であれば意味があります。

しかし、それだけでは弱点は見つかりません。

目標があるからこそ“弱点”が見える

体重で言うと、「60kgになりたい」という目標があるとします。

今は63kgだとしたら、ここで初めて「目標との差」が見えてきます。

もし目標がなければ、63kgという数字が良いのか悪いのか判断できません。

だからまず必要なのは、目標の数字を決めることです。

ウェブサイトに置き換えて考えてみる

例えば、目標を「月10件のお問い合わせ」と設定したとします。

現在は月7件。

目標との差は3件です。

この“3件足りていない”ことが、このウェブサイトの弱点です。

弱点が見つかったら、それを改善するために「あと3件増やすにはどうすればいいか」という計画を立てます。

改善計画の立て方(例)

せっかくなので、改善計画の立て方も簡単に解説します。

① 現状分析を行う

まずは現状分析です。

アクセス解析ツールを使い、特定の条件ごとにデータを分けて確認します。

<例>

  • 売上につながりやすい参照元はどこか
  • 成約につながりやすいユーザー層はどこか

このようにデータを“分解”することで、どこに強みがあるのかが見えてきます。

② 成約率の高いグループを見つける

分析を進めると、成約率の高いグループが見つかることがあります。

<例>
リピーターの成約率が、他のグループと比べて明らかに高い。

このような差が見つかれば、そこが伸ばすべきポイントです。

③ 集客を強化する施策を考え、実行する

成約率の高いグループが分かったら、そこを増やす施策を考えます。

<例>
メルマガ配信を始めて、ウェブサイトを再訪してくれるユーザーを増やす。

強い部分を伸ばす発想です。

④ 目標達成につなげる

リピーターが増えれば、全体の成約率も上がります。

その結果、
月10件のお問い合わせという目標を達成できる可能性が高まります。

このように、

  1. 分析
  2. 強みの特定
  3. 強化施策の実行
  4. 目標達成

という流れで対策することで、費用対効果の高い改善施策を打つことが可能になります。

定点観測から“改善”へ

データを取り始めた最初の数ヶ月は、自分のウェブサイトの傾向を把握するために定点観測でもよいでしょう。

しかし、それ以降はきちんと目標を設定し、毎月その目標との差を確認する習慣をつけましょう。

そうすることで、アクセス解析は「眺めるもの」から「改善に使うもの」へと変わります。