みなさんこんにちは。
今回は前回紹介した「 ネットショップ売上の公式 」の中の一つ「 来訪数 」の上げ方についてお話します。
来訪数は訪問数とも呼ばれますが、 これがネットショップ売上の公式の中で一番改善するのが楽な数字 でしょう。
基本の参照元
まずは 参照元 という言葉について説明します。
参照元はユーザーがどこからきたかを教えてくれます。
下の5つが一般的な参照元です。
- 検索( Google 検索など)
- SNS
- ウェブ広告(ネット上に表示される広告)
- 参照サイト( URL が掲載されている他サイトからの訪問)
- URL から直接(チラシ、ブックマークなど)
今は訪問ユーザーのほとんどが 検索、SNS、ウェブ広告経由 ですので、来訪数アップの対策は主にこの3つに集中することになります。
SEOで集客
ここからは簡単にこの3つの特徴を紹介していきます。
検索で来訪数を増やしたければ、SEOです。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」という意味です。
みなさんもよく知っているGoogleの検索枠にキーワードを入力して検索すると関連するウェブサイトのリンクが下にずらっと表示されますよね。
SEOでは、この検索結果の欄でできるだけ上に表示させることを目指します。
理由は、上に表示されるとクリックされる確率が格段に上がるからです。
1ページ目に表示されるのはたった10件ですが、クリックされる確率は、
1位:約30%
2位:約20%
3・4位:約10%
〜
10位:約2%
と言われています。
この数字を知ると上位表示の集客効果がよくわかりますね。
SNSでの集客
次にSNSですが、SNSとはSocial Networking Serviceの略で、「人と人とのつながりを促進・サポートするコミュニティ型のウェブサイト」のことです。
代表的なものは2021年1月時点で
Facebook 1,650 万人
Youtube 1,600 万人
Instagram 900 万人
となっています。
これはオーストラリアでの数字ですが、日本ではTwitterが一番多く、約4500万人、それにInstagram 3300万人、facebook 2600万人と続きます。
やっぱり日本の人口は多いですね。
ウェブ広告での集客
最後はウェブ広告です。
ウェブ広告と一口に言っても、
リスティング広告
SNS 広告
Google ショッピング
アフィリエイト広告
などいろいろあります。
ウェブ広告は広告代理店などを通さなくてでも、自分で登録して自分で出稿できます。
上で紹介した他の集客方法と比べると有料になりますが、継続して出稿することにより、出稿者とシステムのAIがコツをつかんで、より費用対効果の高い広告を出稿できるようになります。
そして結果的には比較的低コストでの出稿が可能になります。
ですので、ウェブ広告は一度の出稿とは考えず長期での出稿を考えてくださいね。
「バランス型集客」がおすすめ
最後に、来訪数の集め方として私がお勧めするのは「バランス型集客」です。
- 検索
- SNS
- ウェブ広告
上の3つの参照元からバランスよく集客する体制を整えることにより、いろんなタイプのユーザーを集客できるだけでなく、一つの参照元からの集客が減った時のリスクヘッジもできます。
それぞれの参照元から集客できるユーザーのタイプは違います。
検索エンジン の場合、キーワードで検索するので自分が求めているものを知っているユーザーが多いです。
SNS からはすでにみなさんのビジネスが好きなユーザーが多いので購入率が高い傾向があります。
そして、 ウェブ広告 では潜在顧客へのアピールが有効です。
「 バランス型集客 」は リスクヘッジにも有効です。
検索はGoogleのアルゴリズムがGoogleの都合でいきなり変更されたりします。(アルゴリズムとは、検索でどうゆうサイトを上位に表示するかというルールです)
そうなると、今まで自分のネットショップが検索結果に3位で表示されていたのに、いきなり10位になってしまったなんてこともあります。
最初に説明したように、この順位差は来訪数に非常に大きく影響しますので、集客を検索エンジンだけを頼っていると大きな集客減を体験する可能性があります。
SNSは普段は大きな訪問数は期待できませんが、バズると大量に集客できたりします。
ウェブ広告は来訪数をコントロールできるのが強みですので、検索からの集客が減ってしまった場合、いつもより広告を多めに出稿して売上の減少を防いだり、キャンペーン時には意図的に来訪数を増やすこともできます。
大切なのはそれぞれの特性を理解してバランスよく集客することです。
ある程度売上のあるネットショップはリスクヘッジのためにも 検索・ SNS ・ウェブ広告の3本柱の「バランス型集客」がおすすめです。
今回は以上です。
次回は「客単価の上げ方」についてお話しますのでお楽しみに。
ウェブアナリストによる毎月の集客コンサルティングサービスに興味がある方
WordPressの使い方を自分のペースで学びたい方