この記事は前回の続きです。
前回の記事はこちらからお読みください。
ウェブ広告の出稿計画を立てる
広告の出稿で失敗しない方法は、まずはどれだけの訪問数を増やすべきなのかを考えることです。
まずは今月の売上が50万円の場合、100万円にしたければ訪問数をどれだけあげればいいのかをシンプルに考えましょう。
現在= 売上50万円/月 訪問数1,000/月
目標= 売上100万円/月
の場合、売上が2倍になっているので、必要な訪問数は2,000ということがわかり、単純に考えて売上を100万円にするには+1,000訪問数を集めればいいことがわかります。
どうですか?
みなさんもできる気がしてきたのではないでしょうか?
お伝えしておかなければならないのは、広告からの訪問者は購入率が低くなる傾向があるので、必ずしもこの計画のままになるとは言えません。
しかし、このように目標と必要な数字を明確にし、それに近づける対策を行うことで失敗する確率を減らすことができます。
広告の選び方
ウェブの広告はたくさんあります。
- 検索連動型広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- メール広告
- アフィリエイト広告
などが一般的です。
それぞれ、認知度アップ、訪問数アップ、購入率を上げやすい広告など特徴があるので、目的に沿って広告を選ぶ必要があります。
検索連動型とディスプレイ型
例えば、Google広告から出稿できるのでよく使われる検索連動型とディスプレイ型を紹介します。
検索連動型とは左のようにGoogleの検索結果などで表示される広告です(左赤枠)。
ディスプレイ型とは一般的に右のように他の人のサイトの中で表示される画像広告の事をいいます(右赤枠)。
この二つでは集客できる人が変わります。
検索連動型広告は「欲しい」と思っている人に主に見られます。
例えば「お米 通販」などで検索された場合、「お米が欲しい」人に広告が届くので、そのままネットショップへの訪問を促しやすい広告です。
ディスプレイ型は決まっていない段階で見る人が多くなりますので認知目的に向いています。
CPA(Cost per Acquisition)で広告効果を測定する
広告効果はCPAで確認するのが一般的です。
CPAとは、「顧客獲得単価」という意味で、一人の顧客獲得にいくらかかったかがわかります。
(例)1ヶ月の広告費用が10万円で、その月の広告経由での購入件数が50件の場合
100,000÷50=2,000
CPAは2,000円なので、1件購入を獲得するために2,000円広告費をかけたことがわかります。
CPAはもちろん少ない方がいいです。
そのための対策には以下のようなものがあります。
広告を出稿し始めたら、以下のような点を定期的に確認&改善しながら広告の運用を行うことでCPAを下げることができます。
- 広告の内容を改善する(クリックされやすいようにする)
- ターゲットを絞る(配信ユーザーを絞り込む/キーワードの見直し)
- 広告出稿の時期を計画する(よく売れる時期に多めに広告を出稿する)
- AIを活用する(Google広告やSNS広告)
Google広告やSNS広告では、機械学習によりどういった条件の時に成功しやすいかを学習してくれるため、AIの力を借りてCPAを下げる対策をとることが可能になります。
※しかし、AIを活用するためにはある程度のデータ量と期間が必要なことは覚えておいてください。
ウェブ広告出稿に関してのまとめ
広告出稿で効果を最大限に出すためには下の3点を行います。
- ネットショップのコンバージョン率の改善(内部改善)
- 最初に広告出稿計画を立てる
- 広告は長期で出稿し、AIに学ばせながら運営していく
1番は、「ウェブコンサルティングサービス」をご利用のお客様の場合、私が毎月アクセスレポートを通して確認し、改善提案を行っていますので、みなさんはすでに対応済み、または現在対応中です。
3番に関しては、よくある話ですが、一度広告出稿して効果がなかったからといって諦めるのではなく、データを溜めてAIをうまく使って運用することが重要になりますので広告出稿は長期で計画してください。
今のオンラインビジネスでは広告出稿がとても重要です。
みなさんも広告出稿に興味がありましたらお気軽にご相談ください。