ロジックツリーを使って問題解決&目標達成しよう!

ロジックツリーを使って問題解決&目標達成しよう!

みなさんこんにちは。

今回はマーケティングでよく使われる、ロジックツリーの使い方を紹介したいと思います。
ロジックツリーとは、問題や課題を要素に分解して、ツリー状に書き出すことで問題解決に導くフレームワークです。

難しいので例を使いながら説明していきます。

KPIツリー

KPIツリー

まず、ロジックツリーとはこうゆうものです。
これはネットショップの売上目標を達成のためのロジックツリーです。

今回紹介するロジックツリーは四つあるのですが、これはその中のKPIツリーというものです。

難しい?
大丈夫です!これが一番難しいロジックツリーですのでこれからどんどん優しくなっていきます!

KPIというのは皆さんも聞いたことはあるかもしれませんが、Key Performance Indicatorの略で日本語では重要業績評価指数と言います。
企業の大きな目標をKGI(重要目的達成指数)と設定した場合、それを分解して中間目標となるのがKPIです。

例えば、上の図で言うと、ネットショップの月の売上100万円をKGIとした場合、次に達成するのに必要な要素をリストアップします。
訪問数アップ、購入率アップ、平均購入単価アップなどですね。

そして、それをさらに分解します。
訪問者アップの場合は、新規訪問者20%増、リピーター30%増などとするとその数字がKPIとなります。

難しそうですが、仕組みとしてはシンプルに中間目標のKPIを達成することで、メインの目標であるKGIが達成できるということを示しています。

ロジックツリー制作時のポイント1:MECE

ロジックツリーを作成するときに気をつけないといけない事があります。
まずはMECEにすること。
MECEとは、

  • Mutually(お互いに)
  • Exclusive(重複せず)
  • Collectively(全体に)
  • Exhaustive(漏れがない)

の頭文字を取ったもので、「モレなく、ダブりなく」という意味です。

そうしないと、目的を達成できません。

これに関しては、二つ目の「要素分解ツリー」を使って解説します。

要素分解ツリー

要素分解ツリー

これは、家族で家事分担するための要素分解ツリーの例です。
要素分解ツリーでは単純に目標の要素を分解していきます。

「モレ」の例として、もしここで「掃除」をリストアップし忘れていたら、全員が担当の家事を終えたけど掃除が終わっていなかったので家事が完了しなかったということになります。

また、ダブりでは、ロジックツリーに「夕食作り」が二つ入っていると夕飯が2つできてしまい、余計な仕事となります。

ですので、ロジックツリーを作るときはは「モレなく、ダブりなく」を気をつけてください。

ロジックツリー制作時のポイント2:仮説を立てる

次にロジックツリーでは仮説を立てる事が大切です。

ここでは三つ目のツリー、原因追求のためのロジックツリーを使って説明します。

原因追求ツリー

原因追求ツリー

問題は「ダイエットが成功しない」です。
原因追求のツリーでは原因を突き詰めるために「なぜ(Why)」 をどんどん分解して書いていきます。

ロジックツリーを作っていて、原因や解決策を思いつかなかった場合は、仮説を立ててみます。

「今まで考えたこともないけど、もしかしたら間食が多すぎるのではないか?」

と思ったら「間食が多い」と書きます。

そうすることで、新たな問題を発見したり、今まで考えたことのない解決策が見つかったりします。

ロジックツリー制作時のポイント3:実行できるまで分解し優先順位をつける

最後に、セオリーを作るだけでは問題解決や目標達成はできないので、ロジックツリーを作る時は実際に行動ができる状態まで分解します。

問題解決ツリー

問題解決ツリー

例えばこの問題解決のためのロジックツリーの課題は「貯金ができない」です。
問題解決のツリーでは解決するためにするべきことをどんどん分解して書いていきます。

そして、このように、「週5日は自炊をする」「自転車で通勤する」と実行できる状態になるまで分解しづつける事が大切です。
そしたら次に優先順位をつけます。
順位は目標達成に近いものを優先するようにください。

ロジックツリーのまとめ

今回はこのような4つのロジックツリーを紹介しました。

  1. KPIツリー
  2. 要素分解ツリー(What)
  3. 原因追求ツリー(Why)
  4. 問題解決ツリー(How)

ウェブマーケティングで使われるのはKPIツリーが一般的ですが、そのほかのツリーも問題発見や、課題解決でビジネスだけでなく日常シーンでも役立ちます。

またロジックツリーを使うと、経緯が分かりやすく見えるので、チームメンバーに納得して行動してもらえるようになります。
ですので、印刷して壁に貼ったり、ホワイトボードに書いたりして、チームのメンバーが日頃からロジックツリーで書かれた目標達成の道筋が見えるようにしておくこともおすすめです。

今回は以上です。
ぜひ今達成したいと思っている目標を、ロジックツリーに書き出して課題解決の第一歩に役立ててください!