前回紹介した「オンラインコースプラットフォーム」は、すでに生徒のいる方には便利ですが、集客が難しいという課題があります。
そこで、今回は集客が比較的簡単にできる「オンラインコースマーケットプレイス」でオンライン講座を販売する方法についてご紹介します。
オンラインコースマーケットプレイスとは
オンラインコースマーケットプレイスとは、多くの講師が登録し、それぞれの講座(コース)を販売するオンラインのショッピングモールのような存在です。Amazonや楽天のオンライン講座バージョンといった感じです。
一つのプラットフォームに様々な専門性を持った講師が集まり、コースを提供しています。
有名なオンラインコースマーケットプレイス:Udemy
オンラインコースマーケットプレイスとして有名なのは、Udemyです。
Udemyは世界180カ国以上で提供されており、75言語に対応しています。
受講生数はなんと6200万人を超え、業界トップです。
Udemyでは20万以上のコースが提供されており、講座は買い切り型なので受講生は自分のペースで学ぶことができます。
さまざまな分野のコースが提供されていますが、特に人気なのはIT、デザイン、マーケティング、ビジネススキル、英語といったビジネスですぐに使える講座のようです。
Udemyのような「オンラインコースマーケットプレイス」は、ビジネススキルに特化したLinkedIn Learningなども有名ですが、Udemyは受講生が一番多く知名度も高いですし、何より日本語にも対応しているのでこの記事ではUdemyを推しています。
Udemyで講座を提供する利点
前回紹介した「オンラインコースプラットフォーム」と比較すると、Udemyにはこのような利点があります。
- 利用料無料:
コースを有料で販売した時に取引手数料がかかりますが、売れるまで費用はかかりません - 自分のブランドを確立:
登録者を増やして、世界中の受講生とつながりましょう。
生徒からの評価で自分の魅力やニーズを知ってブランド力を磨きましょう。 - 運営・集客が楽:
Udemyのコミュニティを通してすぐに生徒と出会えます。
集客→料金回収→動画の提供までUdemyが自動で行ってくれるので運用もとても楽です。
機能紹介
前回の動画でご紹介した「オンラインプラットフォームのサービス比較表」に、今回はUdemyを当てはめて対応可能な機能を見ていきましょう。
- 日本語対応:
Udemyは先ほどもご説明したように、日本語に対応しています。
マニュアルページが英語ですが、翻訳機能などを活用することで利用が可能です。 - 利用料と取引手数料:
Udemyの利用料は無料ですが、取引手数料はかなり高額です。
自分が発行したクーポン以外からのコース販売では、受け取る収益は37%に制限されます。
この点は集客料金とシステム料金料として割り切りましょう。 - オンラインコース/ウェビナー/コーチング/定期購入販売:
Udemyではオンラインコースの提供は可能ですが、ウェビナーやコーチング、定期購入販売には対応していません。 - その他:
受講者へのメール配信や資料のダウンロード機能は提供されています。
支払い受け取りにはPaypalかPayoneerが必要です。 - 注意点:
Udemyは他のプラットフォームと異なり、コース公開の際には審査があります。
また、原則として他のウェブサイトへの誘導は許可されていないため、Udemyの生徒を自分のウェブサイトに誘導することはできません。
管理画面と学習画面の使い勝手
最後に、講師が利用する管理画面と生徒が学習する画面について解説します。
講師の管理画面は日本語ですし、シンプルで初心者にも理解しやすく使いやすいと思います。
生徒側の画面も動画の隣にコースの進捗状況が表示されていてわかりやすく、前回紹介したThinkificなどと変わらないので使いやすそうです。
今回はまだ見込み客のいない場合におすすめのUdemyをご紹介しました。
Udemyのようなオンラインコースマーケットプレイスを活用することで、自分の講座を多くの受講生に届けることができます。集客の負担を減らし、効果的なマーケティングを実現しましょう。
前回の囲い込み型のオンラインコースプラットフォームとUdemyを両方同時にするのもいいと思います。
この記事がみなさんのオンライン講座販売に役立てば嬉しいです。
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